お知らせ

2025.12.19 イベント

国産手術支援ロボット「サロア(Saroa)」による当院初手術のお知らせ【イベント】

2025年12月18日(木) 

国産の手術支援ロボット「サロア(Saroas)」を用いた当院第1例目の手術を実施いたしました。

   

 Saroa(サロア)は、世界で初めて「力覚」を再現することに成功した、国産の低侵襲外科手術支援ロボットです。空気圧制御による柔軟かつ繊細な駆動により、力覚を直接感じることが出来るため、遠隔操作でありながら実際に自分の指で手術を行っているのとほぼ同等の感覚で施術を行うことが可能です。

 本機の導入は国内で11施設目、長野県内では2施設目となりますが、国立大学病院としては全国で初めての導入・手術実施となります。空気圧を動力源とするサロア特有の繊細な触覚技術を活用し、より安全で高精度な低侵襲手術の実現を目指します。


 手術に先立ち、12月16日には医師や看護師、工学技師ら関係者が手術室に集結し、実機を用いた入念なシミュレーションを行い、安全な運用のための最終確認を完了しました。12月18日には、福岡大学呼吸器外科の佐藤教授を招聘し、当院での第1例目として、ロボット支援下肺区域切除を行いました。従来のロボット支援下肺区域切除術と遜色ない手術時間・内容で無事に終了しました。今後も最新鋭の国産医療技術を積極的に活用し、地域および国内の高度医療発展に貢献してまいります。

 

    

(文責:中村大輔)

ページトップへ戻る