お知らせ

2023.01.30 イベント

2023年2月度の講演会についてご案内いたします

 

①「信州肺癌セミナー2023」(主催:日本化薬株式会社)

日 時:2023年2月2日(木)19時00分~20時30分
開催形式:ZoomウェビナーによるWEB開催

一般講演の座長を濱中が、特別講演の座長を清水が、それぞれ務めます

 

②「ボルヒール呼吸器外科 WEB講演会」(主催:一般社団法人 日本血液製剤機構)

日 時:2023年2月3日(金)18時00分~19時00分
開催形式:ZoomウェビナーによるWEB開催
演題:「局所再発させないための区域解剖の知識と区域切除のテクニック

演者を清水が務めます 座長は広島大学 腫瘍外科 教授の岡田守人先生です!

 

③「Exchange meeting for lung cancer specialist Multimodality ~手術と新規薬剤による治療戦略~」(共催:Medtronic / 武田薬品工業株式会社)

日 時:2023年2月21日(火)19時00分~20時10分
開催形式:WEB開催(Takeda Medical siteまたはm3.comからの視聴予約)
演題:「技術革新がもたらした次世代型区域切除術 -3DCTシミュレーション、ICG法、ロボット支援下技術-

演者を清水が務めます 座長は呼吸器外科学会 理事長の吉野一郎先生です!

 

もし興味のある内容の講演があれば、ご覧いただけますと幸いです
それぞれ事前登録が必要となりますので、下記のURLまたはQRコードからご登録いただきますようよろしくお願いいたします
今後も当教室が関連する講演会については、こちらのHPのお知らせにてご案内していきたいと思いますので、随時ご確認ください

(文責:原 大輔)

 

以下、登録URLです QRコードの読み込みは添付写真からお願いいたします
写真左①https://nipponkayaku.zoom.us/webinar/register/WN_ihhnqbV5RQihdmMTjcGj2Q
写真中②https://www.jbpo.or.jp/med/seminar/2022/detail30.php
写真右③https://www.takedamed.com/seminar/

   

2023.01.18 日常

Holoeyes MDの勉強会が開催されました

 

今回はHoloeyes株式会社様より、画像診断プログラム「Holoeyes MD」について、実機用いた体験を兼ねての勉強会を開催していただきました。

肺癌に対する手術治療において、画像診断は最も重要な要素の一つです。これまでの歴史としては、胸部レントゲンによる1枚の2D画像による病変検索に始まり、CTが複数枚の2D画像による断層的評価を可能にし、近年ではこれを3D化した画像を用いることで、術前の精密な病変評価や詳細な術式検討などが可能になっています。

そして今回勉強会が開催されたHoloeyes MDは、VR技術を駆使して3D構築されたモデルをそのまま3D空間で捉えることを可能にする、次世代の画像処理ソフトウェアです。

     

 

写真に示すように実際にVRゴーグルデバイスを装着し、肺のサンプルモデルでの体験をさせていただきました。まるでそこに肺があるかのように3D表示されるだけでなく、手やコントローラの動きを読み取り肺が回転したり大きくなったり、また空中に文字を書いたりもできるなど、様々な機能が搭載されています。

筆者は大きくした肺の中に入りこみ、内側から肺門部を見回してみましたが、縦郭から見渡す両肺の血管や気管支の広がりは、さながら胸腔内プラネタリウムのようでした。

初めてDa Vinciによる手術を見たときもそうですが、少年の心をくすぐられてしまうような、新しい可能性の広がりを感じる非常に興味深い勉強会でした。

 

この技術が当科で活用しているrevorasで作成した3DデータのVR化まで応用することができれば、臨床への応用や、教室の研究の発展、さらに3Dモデルの視野共有による教育コンテンツへの応用など、本当に様々な可能性を秘めていると感じました。

県内最先端の治療を担う信大病院呼吸器外科教室としては、今後も最先端技術に対するアンテナを高く維持して、新たな領域にチャレンジし続けていきたいと思います。

(文責 原大輔)

2023.01.15 日常

2023年に入って初の呼吸器外科VATSトレーニングを開催しました

 

今回は県内関連施設である伊那中央病院より、ともに1年目研修医の宮入先生、武川先生が参加してくれました。指導補助として現在同院で勤務している教室スタッフの井手、瀬志本が見守る中、トレーニングを行いました。

当教室のトレーニングは、ETHICON / Johnson & Johnson社のご協力の元、ブタ肺モデルを用いたウェットラボ形式で、専門医による指導の元、実際に胸腔鏡下肺葉切除を行うという内容です。手術のリアルな手技を一つ一つ体験してもらうために、胸郭モデルによるポート作成から、血管の剥離や結紮、気管支や肺実質の自動縫合器切離など、あらゆる手技をできるだけ自身の手で行ってもらうようにしています。

今回参加していただいた宮入先生、武川先生はいずれもすでに外科での研修を経験していたこともあり非常に手技のレベルが高かったため、指導する側も思わず熱が入りました。ともに葉切除を見事完遂され、緊張と疲れもあったと思いますが、達成感に包まれたいい表情がマスク越しにも伝わってきますね!

患者さんに手術という治療を提供するにあたり、安全に完遂したときの充足感、達成感は今回の何倍にもなると思います。ぜひ将来は我々の仲間入りをしていただき、一緒にやりがいのある手術治療を実践してもらえたらと期待しています。お待ちしていますよ!

 

当教室は県内唯一の大学病院としてその責務に、「臨床・研究・教育」の3本柱を掲げています。臨床において最新・最良の外科治療を行う設備や環境があり、研究の成果で科学的根拠に基づいた新しい診断法や治療法を開発したとしても、それを実践する医師の育成なくして長野県の患者さんへ最高の医療は提供しえないと思っています。

これからもこういったトレーニングを初めとする教育システムの構築をすすめ、志のある若手スタッフや研修医、また医学生のみなさんに充実感と達成感を与えられるような教室を目指していきたいと思います。

 

今回ご紹介したトレーニングは毎月2~4回程度、定期的に開催しています。これまで大学病院のみならず県内関連施設の研修医や実習中の医学生など、多くの参加者から好評を博しています。興味がある方は、気軽に医局までお問い合わせください。

問い合わせはこちらへ→ nkiyo@shinshu-u.ac.jp

 

(文責 原大輔)

 

写真:左上 指導風景(左から助手 井手、カメラ助手 武川先生、術者 宮入先生、手術指導 原)

   右上 胸腔内のモデルが表示されたモニタとブタ肺の解剖図

   左下 宮入先生「祝、葉切除完遂!」でピースサイン
   右下 葉切除完遂した武川先生との記念撮影(左から井手、瀬志本、原、武川先生)

 

     

     

2023.01.01 イベント

新年あけましておめでとうございます。

本年も信州大学呼吸器外科グループをどうぞ宜しくお願い致します。

 

2023年(令和5年)はイノベーション、すなわち新しい満足を生み出す事業に重点を置いた教室運営を行いたいと思います。

イノベーションとは科学や技術そのものではなく、それらを通じて新しい価値を創出することであり、組織の外へも変化や影響をもたらすことであると言われています。信州大学呼吸器外科では、これまでもロボット支援下手術や区域切除、3DCTシミュレーション等を通じて新しい価値を創造してきました。今後は研究も含めてそれらをさらに発展させ、組織の外である地域社会を取り込みながら成長し、日本の医療界そのものに変革をもたらすことができるように努めて参ります。

 

令和元年に信州大学に着任して最初に行った仕事は、組織の使命と理念を医局員と相談して決めることであり、その内容は当ホームページで公開しています。公開・公言するということは、それらに責任を持つことであり、自らを実行せざるを得ない状況に置くことでもあります。掲載している使命と理念を、改めて以下に書き出しました。

 

我々の使命

「最新・最良の外科治療を長野県の皆様に安全に提供すること、そして、新しい診断法や治療法を開発すること」

我々の理念

「患者さん一人一人と丁寧に向き合い、患者さんとご家族にとって最善の治療法を提示し、決してあきらめることなくその実践に全力を尽くすこと」。

さらに、理念の項目には以下の7つを上げています。

  1. 患者さんとそのご家族、ならびに信州大学の全医療スタッフと良好な信頼関係を築き、全員がOne-teamとなって診療を行います。
  2. 医の倫理に基づいたうえで、患者さんの安全に努めた医療を実践します。特殊な病状に対する手術や高難易度手術に関しては病院で決められた手順を厳守し承認を得たうえで、患者さんに十分に説明し同意を得て行います。
  3. 当医療圏内において真のhigh volume centerとして機能することを目指し、長野県の患者さんにとって呼吸器外科の最後の砦としての期待に応えます。
  4. 科学的な根拠に基づいた診断、治療を行うとともに、疾患の克服に向けた新たな診断および治療法の開発に取り組みます。
  5. スタッフがover workにならないよう効率的な診療に心がけ、女性医師にとって働きやすい職場環境を目指します。
  6. 長野県全体で連携し統一された呼吸器外科の専門医育成システムを確立し、志のある若い医師に充実感と達成感を与えられる教育体制を構築します。
  7. 日頃の研究・診療実績を国内のみならず海外に発信できる「academic surgeon」を育成します。

一つ一つをあらためて丁寧に読み返し、振り返りってみると、日々の努力の甲斐もあって概ね達成できていると思える項目がある一方で、もう一歩二歩頑張らなければならないと再確認できた項目もあるように思います。教室員一同、これらの使命と理念をいつも心に携えながら本年も一層努力していく所存です。

(文責 清水公裕 / 編集 原大輔)

 

写真:Doctor’s Magazine 2022年10月号の教室紹介に掲載いただいた際に撮影した記念撮影より

2022.12.11 学会参加報告

第35回日本内視鏡外科学会総会(JSES 2022)が名古屋で開催されました。

 学会テーマである「Create disruptive innovation! ハードルを踏み倒して進め!」の如く、今までにない開催形式や発表形式で大いに盛り上がりました。6,700名を超える参加登録があり、そのうち4,700名が現地参加と、盛会のうちに現地開催を終了いたしました。信州大学からは清水と濱中が参加・発表し、同時開催されたアジアロボット・内視鏡外科学会(ACRLS 2022) Asian-Pacific Congress of Robotic Laparoscopic Surgery 2022にも江口が参加し発表しました。展示ブースではロボット支援システムの展示が多くを占め、これからのロボット支援下手術の急速な普及が予想されました。これまではIntuitive社のDa Vinci サージカルシステムがメインでしたが、それ以外にも国産のhinotoriを初め、メドトロニック社のHugo™️手術支援ロボットシステムなど、多くの会社が新たなロボット支援システムを出展していました。
 信州大学呼吸器外科では、信州大学医学部附属病院はもとより、諏訪赤十字病院、伊那中央病院、長野赤十字病院、長野市民病院、相澤病院など主たる関連病院にもDa Vinci サージカルシステムが導入されており、長野県の呼吸器外科手術におけるロボット支援下手術導入率は日本でも有数です。今後はこの恵まれた環境を生かして、ロボット支援下手術においても若手からの教育システムを構築していくつもりです。
(文責 清水公裕 / 編集 原大輔)


写真:Hugo RAS システム(出典; 日本メドトロニック株式会社)

詳細についてはこちら→ https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000045.000033801.html

2022.12.04 学会参加報告

第63回日本肺癌学会学術集会が福岡で開催されました。

肺癌学会は、肺癌の治療をメインとした全科横断的な大きな学会です。今回は「Conquer Lung Cancer -未来へ繋ぐ-」というテーマで開催され、我々信州大学呼吸器外科からは三浦、濱中、清水が参加し演題発表をしました。
シンポジウムとして取り上げられた「肺癌に対する積極的縮小区域切除の再評価 -JCOG0802試験結果および実臨床の経験から-」では、信州大学から清水がシンポジストとして選出され、「肺区域切除において局所再発を防ぐためのTechnical tips」の題名で発表の機会をいただきました。信州大学呼吸器外科がこの分野において日本のLeading Institutionであるとの認識が高まっていることを再確認できた学会となりました。
肺癌の外科治療は今まさにパラダイムシフトが起きようとしていますが、その中心として信州大学が常に活躍できるようこれからも努力していきます。
(文責 清水公裕 / 編集 原大輔)

…では格好がついたところで、学会の裏で起きた珍事件を一つご紹介。
前日のW杯スペイン戦を観て興奮しすぎてしまったからなのでしょうか、三浦が福岡に到着してスーツケースを開けると…なんとスーツが上着しか入っていないことに気付きました。さすがに上がスーツに下がGパンでは斬新すぎると、大慌てで博多駅のデパートへ直行、閉店ギリギリで裾直しまでやっていただきなんとかスーツの新調が間に合いました。
旅にハプニングはつきものですが、みなさん忘れ物には十分気をつけましょう。
(文責 三浦健太郎 / 編集 原大輔)

 

写真① 第50回の肺癌学会学術総会で会長を務められた早川和重先生(前北里大学医学部放射線科学教授)と記念撮影

写真② 松本空港からの出立時に座席から見える北アルプスの山々(撮影:清水)

写真③ 同じく座席から見える諏訪湖と富士山(撮影:清水)

写真④ 急遽仕立てたスーツ(着用:三浦)

   

  

2022.11.26 日常

海外からの施設見学希望が増えています

 

今年は8月と10月に、米国からそれぞれ当教室に施設見学の申し込みがありました。

我々の教室で普段から行っている「3DCTシミュレーションを用いて行う肺区域切除」を見学していただきました。8月は胸腔鏡下の肺区域切除を、10月はロボット支援下の肺区域切除を、それぞれご覧いただいています。

これまで発信してきた国内外での学会発表や論文投稿の結果、肺区域切除において信州大学の呼吸器外科がLeading Institutionであることが世界的にも徐々に認知されてきているのだと思います。

当教室では国内外からの施設見学のお申込みを歓迎しています。他施設の呼吸器外科医の先生方をはじめとする医療従事者および県内外の医学生や研修医の皆様、もしご興味がございましたら下記フォームよりご一報ください。

松本観光を兼ねて、是非一度お気軽にお越しになってはいかがでしょうか?

(文責 清水公裕/編集 原大輔)

写真左:8/25 Ethicon 米国本社より手術見学  (左から)清水、Amanda、Madeleine、Steen、江口
写真中:10/24 Ethicon 米国本社より手術見学 日本駐在中のSenior EngineerであるJosephと術者の清水
写真右:松本市が誇るオススメの観光名所 松本城(撮影 清水)

   

施設見学問い合わせはこちら→ https://shinshu-surgery.jp/recruit/contact.php

 

2022.11.06 学会参加報告

第190回日本胸部外科学会関東甲信越地方会が東京は浜松町にて開催されました

胸部外科の地方会では毎回若手外科医を中心とした発表が多くみられており、まさにこれからの時代を作る研修医や専攻医らの登竜門です

学会発表に慣れていない若手にとって貴重な発表の場であり、当科では積極的に演題発表をするよう努めています

今回は教室から小口後期研修医と志村が発表しており、現在伊那中央病院で勤務してる井手も当科の演題を発表しています

また大学関連病院からは、長野市民病院の中村、まつもと医療センターの竹田が参加していました

昨今はCOVID-19感染の流行のためweb開催が一般化していましたが、本学会では演者全員が現地で発表する形式でした

現地で演者として発表する形式の学会は今回が初となった小口後期研修医ですが、堂々たる発表でお見事でした!

今回の経験を糧に、さらなるご活躍を期待しています!

(文責 原大輔)

 

写真上段左 小口後期研修医

写真上段中 志村

写真上段右 井手

写真下段  信州大学チームで記念撮影 (左から:清水、竹田、井手、小口、中村、原)

 

 

 信州大学チーム集合写真

2022.10.23 学会参加報告

第60回日本癌治療学会学術集会が神戸で開催されました。

日本癌治療学会は、がんの治療をメインとした全科横断的な大きな学会です。今回は「信頼と絆に基づくがん医療のこれから」というテーマにて開催され、信州大学呼吸器外科からも多くの演題が採択されました。教室からは三島、松岡、三浦、濱中、清水が参加しており、関連施設では伊那中央病院から井手、長野赤十字病院から小池、上田医療センターから小山、まつもと医療センターから竹田、近藤がそれぞれ発表しています。

このような領域横断的な大きな学会で上級演題に採択されることは医師の誉れですが、今回は当教室と関連施設を合わせて基礎研究から臨床まで6題の上級演題が採択されました。特に、呼吸器外科医としては2年目の井手が若くして上級演題に採択されたことは素晴らしく、本人の頑張りによるところが一番ですが、信州大学の呼吸器外科の教育システムが一流であると示してくれたことでも意義深いと思います。

 当科は開講して間もない小さな診療科ですが、国内外で活躍する呼吸器外科医を多数輩出して、信州から世界に向けて緑の旋風を吹かせられるようにと決意を新たにした学会でもありました。(文責 清水公裕 / 編集 原大輔)

 

写真左:若くして上級演題を発表する井手

写真右:神戸空港からの景観を背景に記念撮影する清水、三浦

 

   

2022.08.12 学会参加報告

The IASLC 2022 World Conference on Lung Cancerがウィーンで開催されました
今年もWCLC、いわゆる世界肺癌学会が開催されました。

会場はオーストリアの首都ウィーンで、過去にはモーツァルトやベートーヴェン、シューベルトなど、超有名な多くの作曲家が活躍したことから「音楽の都」とも呼ばれることで有名です。

世界肺癌学会もそれに劣らず肺癌領域の権威とされる超有名な先生方が集まる一大イベントであり、まさにふさわしい開催地といえますね。

 

我々呼吸器外科学分野スタッフからは、松岡がポスターセッションに、江口がオーラルセッションにそれぞれ演者として参加しました。

松岡はSTAS肺癌の気腔内散布)と免疫細胞浸潤について、江口はSTASの迅速診断について、それぞれ発表しています。

当科では江口が中心となり、病理診断科と連携してSTASについての研究をしています。例えば術中迅速診断が可能になれば、STAS陽性の症例では再発リスクを考慮して葉切除を検討するなど、今後区域切除の増加が見込まれる中でより適切な術式選択が可能になり、非常に臨床的意義が高い研究内容です。

 

こういった意義の高い発表を重ねていけば、いつか「呼吸器外科会のモーツァルト」と呼ばれる日がくるかもしれません。

目指せ、「肺癌治療の都松本

(文責 原大輔)

 

写真左上 ポスター発表会場にて、松岡

写真右上 オーラル発表中の江口

写真左下 質問に受け答えをする江口(やや分かりにくいかもしれませんが左です)

写真右下 会場で記念撮影 松岡&江口

WCLC2022の公式HPはこちら https://wclc2022.iaslc.org/

  

  

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