お知らせ

2025.11.10 学会参加報告

第66回日本肺癌学会学術集会【学会参加報告】

2025年11月6日から8日に東京国際フォーラムで開催された第66回日本肺癌学会学術集会に参加しました

 

今年の肺癌学会は、当教室から三島、久米田、濱中、清水が演者として参加しました。

また、清水は昨年に引き続き、「縮小手術の考え方と臨床応用,pitfall」という教育講演を行いました。

 

●清水公裕 ワークショップ

「新時代における肺腫瘍手術の意義―低侵襲化とマ ルチモダリティ治療の視点から」

シンポジウム

「サルベージ手術の適応と成績」

 

 

●濱中一敏 ワークショップ

「肺実質の温存を極限まで追求した精密肺区域切除」

 

●久米田浩孝 一般口演

「肺腺癌に対するephrinB2 リガンド型二重標的 CAR-T 細胞療法の開発」

 

●三島修治 一般口演

「肺腺癌における,Shedding phosphorylated Axl の新規バイオマーカーとしての可能性」

 

また、関連病院の伊那中央病院での症例を小山が発表していました。

 

今回は、当教室スタッフの久米田から以下、学会参加報告をさせて頂きます。

11月に東京で開催された第66回肺癌学会学術集会に参加し、肺癌に対するCAR-T細胞療法に関する研究成果を発表する機会をいただきました。CAR-T細胞療法は当院小児科との共同研究として取り組んでいるもので、大学院生として2年以上にわたり実験を続けてきた成果を学術集会の場で示すことができ、大変意義深い経験となりました。
私が発表した「肺がん治療における耐性克服と新規治療開発」のセッションでは、最新の研究が次々と紹介され、どれも興味深い内容ばかりでした。会場には医師だけでなく企業関係者も多数来場し、立ち見が出るほどの盛況で、活発な質疑応答が交わされました。研究に対する多面的な視点や、臨床応用への期待の高さを強く感じる場面が多く、非常に刺激を受けました。
CAR-T細胞療法は、がん治療の新たな選択肢として注目が高まっている領域であり、その研究に携わる機会を得られたことに深く感謝しております。今後も当科から世界に向けて新しい知見を発信していけるよう、日々精進してまいります。

(文責:久米田浩孝/中村大輔)

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