2025年10月16日、「エキスパートから学ぶ呼吸器セミナーin SHINSHU」が開催されました。
このたび、第一三共株式会社ご協賛のもと、「エキスパートから学ぶ呼吸器セミナーin SHINSHU」が開催されました。基調講演と特別講演の2本立てとなり、長崎大学大学院医歯学総合研究科 外科学講座腫瘍外科学分野 教授 松本桂太郎先生と、長崎大学病院 呼吸器外科 准教授 宮﨑拓郎先生を講師としてお迎えし、肺癌外科治療のエキスパートの先生方からご講演を頂きました。
基調講演では当教室の濱中が座長を務め、続く特別講演では当教室の清水が座長を務めました。今回のセミナーはZoomによるWEB+サテライト会場での聴講形式で実施され、当教室の医局員をはじめ、多くの先生方にご参加いただきました。
基調講演
「低侵襲手術時代の今こそ開胸術後神経症障害性疼痛を見直そう」

宮﨑先生には、開胸術後の神経障害性疼痛に焦点を当てたご講演を賜りました。低侵襲手術が主流となった現在においても、呼吸器外科医にとって依然として重要かつ避けては通れない課題に対し、これまでのエビデンスをわかりやすく整理してご紹介いただきました。さらに、ご自身がPIとして主導された前向き臨床研究の成果を交えながら、呼吸器外科医が取り組むべき疼痛管理について、多角的な視点からご解説いただきました。
特別講演
「長崎大学での呼吸器外科学 -基本の教育と困難症例への挑戦-」

松本先生のご講演では、呼吸器外科における教育の基本を大切にしつつ、日々直面する困難症例に真摯に挑戦されている長崎大学の取り組みを知ることができ、大変刺激を受けました。若いうちから学ぶことや基本の大切さ、手術における論理的思考の重要性などに関して、松本先生ならではの視点から、我々若手医局員にも分かりやすくお話頂きました。

素晴らしいご講演を賜りました宮﨑先生、松本先生に心より感謝申し上げます。
また、協賛いただきました第一三共株式会社の皆様、そしてご参加くださった多くの皆様に、厚く御礼申し上げます。