- 2025.03.11 イベント
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西村秀紀先生 三島修先生 定年退職記念祝賀会開催報告【イベント】
2025年3月8日、アルピコプラザホテルで西村秀紀先生、三島修先生の定年退職記念祝賀会が行われました。
今年度をもって定年退職を迎えられる長野市民病院の西村先生と相澤病院の三島先生は、長年にわたり呼吸器外科医として長野県の医療に貢献され、多くの患者さんの診療に携わってこられました。加えて、後進の指導にも尽力され、先生方のもとで多くの若手外科医が学び、成長してきました。このたび、お二人の先生のご退職をお祝いし、これまでのご功績を称えるとともに、感謝の気持ちをお伝えする場として、アルピコプラザホテルにて定年退職記念祝賀会を開催いたしました。
三島修先生は16年間にわたり相澤病院でご活躍され、5年前に信州大学呼吸器外科に入局されました。相澤病院では、呼吸器外科にとどまらず、食道手術を含む消化器外科や甲状腺外科の手術にも携わり、幅広い分野で貢献されました。また、がん集学治療センターのセンター長として、がん患者さんの診療や在宅医療の推進にも積極的に取り組まれました。
記念講演「Memento mori 死を忘れるな」
三島先生の記念講演では、生い立ちから学生時代、そして医師・外科医としての歩みについてお話を伺いました。数々の波乱万丈なご経験を交えながら、三島先生の歴史を振り返る貴重な講演となりました。
西村秀紀先生は1985年に信州大学第2外科へ入局され、原発性肺癌データベースの構築や臨床研究を通じて、信州大学呼吸器外科の礎を築かれました。1995年には長野市民病院の開院メンバーとして着任され、30年にわたり呼吸器外科・乳腺外科・甲状腺外科において手術、化学療法、緩和ケアなど幅広い医療に従事されました。さらに、がんセンター長や上席副院長としてもご尽力され、多くの呼吸器外科医の育成にも貢献されました。
記念講演「右往左往した外科医40年」
西村先生の記念講演では、信州大学呼吸器外科の歴史を振り返る非常に貴重な講演となり、会場の医局員一同、深い関心を持って拝聴しました。第2外科時代の肺癌症例の治療成績や学位論文の研究について詳しくお話しいただき、大変興味深い内容でした。また、長野市民病院の開院当初からの歩みについても触れられ、同院の礎を築かれたのは、西村先生のご尽力とご苦労があってこそであることを改めて実感しました。特に、執刀数3300件、手洗い手術5100件という圧倒的な数字が示された際には、西村先生の外科医としての長年の歩みと積み重ねが、この数字に表れていることを痛感し、深い感銘を受けました。
お二人の先生の記念講演は大変盛況で、会場の医局員も夢中になって聞き入っておりました。素晴らしいご講演を賜りましたこと、心より感謝申し上げます。また、お二人の先生方の外科医人生の節目にあたり、信州大学呼吸器外科教室として、このような祝賀会を開催できたことを大変嬉しく思います。 私たち医局員にとっても忘れられない1日となりました。
医局から花束と記念品の贈呈
西村秀紀先生、三島修先生、長年にわたり長野県の医療および信州大学呼吸器外科の発展に多大なるご尽力を賜り、心より感謝申し上げます。これまでのご貢献に深く敬意を表するとともに、今後のご健勝とご多幸をお祈り申し上げます。
また、定年退職記念祝賀会にご参加いただきました皆様に厚く御礼申し上げます。
(文責:中村大輔)