- 2024.12.11 学会参加報告
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第37回日本内視鏡外科学会総会【学会参加報告】
12月5日~7日に博多で開催された第37回日本内視鏡外科学会総会に参加しました。
本学会は、内視鏡手術に携わる消化器外科、婦人科、泌尿器科、呼吸器外科など、多岐にわたる分野の外科医が参加する学会であります。当教室の清水は、本学会の呼吸器外科分野において、わずか3名しかいない理事の一人を務めております。
今回、当教室からは、濱中、久米田、三浦/寺田、松岡、中村が演者として参加し、さらに清水および濱中が座長としての役割を果たしました。発表演題は、パネルディスカッション2演題、シンポジウム2演題、特別シンポジウム1演題と、いずれも上級演題での発表となりました。
●中村大輔 シンポジウム
「RATSにおける術中損傷の検討と操作性向上の工夫」
●松岡峻一郎 パネルディスカッション
「当院における多孔式低侵襲アプローチを用いた個別化精密肺区域切除」
●久米田浩孝 シンポジウム
「安全なRATSを目指したテクニカル/ノンテクニカルスキル・トレーニング」●三浦健太郎(寺田志洋 代理発表) 特別シンポジウム
「Stage I 期肺癌根治切除術におけるリンパ節郭清の実態と判断基準に関する調査
Survey on the current status for lymph node dissection in radical surgery for stage I lung cancer」●濱中一敏 パネルディスカッション
「高性能3Dシミュレーションと術中ナビゲーションが可能にする精密肺区域切除」
シンポジウムで発表する中村
シンポジウムで総合討論する久米田
パネルディスカッションで発表する松岡
パネルディスカッションで発表する濱中
特別シンポジウムで発表する寺田(留学中の三浦の代理発表)
座長を務める清水
本学会では、特別シンポジウムを含む全5演題で上級演題として発表する機会をいただきました。胸腔鏡やロボット手術といった内視鏡手術が主流の時代において、内視鏡外科学会で多数の上級演題を発表できたことは、信州から全国に向けて新たな知見を発信する一歩となったのではないかと感じております。 今後も、来春の呼吸器外科学会に向けてさらに準備を重ね、より一層の存在感を示せるよう、スタッフ一同精進してまいります。
(文責:中村大輔)