- 2024.11.09 学会参加報告
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第77回日本胸部外科学会定期学術集会【学会参加報告】
2024年11月1日から4日にかけて、第77回日本胸部外科学会定期学術集会が金沢で開催されました。
今年の胸部外科学会では、当教室から三島、中村、久米田、濱中が演者として参加し、清水が座長およびランチョンセミナーの演者として参加しました。
新幹線だと意外と近い金沢
●三島修治 Rapid Fire セッション
「非触知小型肺腫瘍に対するRFID(Radiofrequency identification)技術を用いた精密肺区域切除の取り組み」
●久米田浩孝 Rapid Fire セッション
「背景肺を加味した肺区域容量解析と新規肺区域容量モデルの開発」●中村大輔 ワークショップ
「頸部および鏡視下(胸腔鏡下およびロボット支援下)アプローチで切除し得た咽頭後間隙に発生した巨大縦隔脂肪肉腫の2症例」
●濱中一敏 一般口演
「2cm以下充実性肺癌症例の特徴と区域切除適応の是非」Rapid Fireセッションで発表する久米田(左)と三島(右)
ワークショップで声が震える中村
一般口演で発表する濱中
清水は2日目のランチョンセミナー「新たなエアリーク制御の選択肢〜拡大手術での有用性と縮小手術への可能性〜」で演者を務め、3日目のクリニカルビデオセッション(呼吸器2 肺がん・低侵襲手術)で座長を務めました。
演者と座長を務める清水
他にも関連病院から、伊那中央病院の小池と長野赤十字病院の瀬志本がRapid Fireセッションで演者として参加していました。また、文部科学省に出向中の原は、JACS-NEXT関東甲信越支部の副代表として、若手呼吸器外科医の会企画「JACS-NEXT session:働き方改革と呼吸器外科修練との両立を考える」において、「大学病院を取り巻く現状と課題に向けた文部科学省の取り組みから考える、NEXT世代呼吸器外科医が実現すべき将来」というタイトルで発表し、さらにディスカッサントとしても同セッションに参加するなど、活躍を見せていました。
Rapid Fireセッションでの瀬志本
演者とディスカッサントを務める原
日中は自身の発表や他のセッションで存分に勉強し、夜は金沢の海の幸を堪能しました。
この学会参加報告の筆者である中村は、全国学会のワークショップという大舞台を初めて経験しました。共同演者かつ発表症例の術者である清水に助けられ、何とか無事に発表を終えました。まだまだ学会で存在感を示す発表には程遠く、帰りの新幹線で反省しつつ、この経験を次回以降の発表で生かせるように決意しました。
(文責:中村大輔)