- 2023.11.21 学会参加報告
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第64回日本肺癌学会学術集会【学会参加報告】
11月2~4日に、第64回日本肺癌学会学術集会が千葉 幕張メッセにて開催されました
本学会は我々呼吸器外科のみならず、呼吸器内科、放射線科、病理診断科など、普段一緒に肺癌診療に携わる多領域の診療科にまたがり開催されます。すっかりとコロナ禍の様相も遠のき、本学会も現地にて開催されました。信州大学呼吸器外科教室からは、清水が演者および座長として参加した他、濱中、三浦、松岡、三島、原(筆者)が参加しました。
清水が演者を務めた教育講演「区域切除と解剖学的切除後の再手術」やディベートセッション「小型非小細胞性肺癌に対する定位または粒子線放射線治療後のサルベージ手術」をはじめ、今回も上級演題において教室から複数の発表をすることができました。
最近、佐藤先生との共演の機会がとても多いのです
シンポジウムセッションでは、大学院生である三島が自身の研究テーマに関して「肺癌に他するキメラ高原受容体T細胞療法の現状と当研究グループの試み」について発表しました。
シンポジストを務めた三島(撮影:清水)
ワークショップセッションでは、三浦が「末梢小型病変の同定法の現状と課題」を、松岡が「免疫療法における腫瘍微小環境と宿主要因」を、それぞれ発表しています。
いずれも教室の臨床や研究の特色といえる内容です。ワークショップで発表する三浦
清水と松岡(発表中の写真は撮れずでした)
原(筆者)と濱中はポスター発表をしました(濱中の写真撮れずでした)
普段我々が治療方針を検討している「合同カンファレンス」では本学会に参加している診療科の医師が集まって治療方針をディスカッションしています。「熱意と叡智の結集」という本学術集会のテーマは、患者さんを救うために各診療科の情熱と知恵をぶつけあう臨床現場の在り様をとてもよく体現していると思います。今回の学会で得た経験や知識を明日からの臨床に情熱的に活かしていきたい所存です。
(文責:原大輔)