- 2023.08.15 学会参加報告
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第1回PSR研究会開催報告:肺がん治療の新たな展開【学会開催報告】
第40回日本呼吸器外科学会学術集会の最終日、同一会場である新潟 朱鷺メッセにて第1回肺精密縮小手術(PSR)研究会が開催されました
2023年に発足したPSR研究会は、肺がんの早期発見と治療の新しい方法を探求するための学術集会です。
特に、小さな肺がんに対して、体への負担を少なく、精確に治療する「精密な縮小手術」に焦点を当てています。記念すべき第1回の学会テーマは「嚆矢を放つ」となりました
この研究会の発足には信州大学が中心となって関与しており、第1回の研究会では、当科教授の清水公裕が世話人を務めました。
私、江口隆は「3DCTを使用した肺切除の精密な解析とプランニング」について発表しました。
この技術は、肺がんの手術をより安全で効果的に行うための重要な一歩です。演題発表をする江口
PSR研究会の目的は、医師だけでなく、患者さんや学生にも肺がん治療の最新の進展を理解していただくことです。
小さな肺がんでも、適切な治療で、体への負担を最小限にとどめて完治する可能性があることを知っていただきたいと思います。
特別講演をしていただいた北播磨総合医療センター呼吸器グループ顧問の坪田紀明先生を囲んでの記念撮影
また、研究会のあとには懇親会も開かれました。
交流を深めるとともに、懇親会の場でも貴重な意見交換が行われ、非常に有意義な時間となりました。懇親会での記念撮影(ちょっと逆光で見にくいですが)
信州大学と私たちのチームは、これからも肺がん治療の進展に向けて、一致団結して取り組んでまいります。
PSR研究会のHPはコチラ→ http://psr.kenkyuukai.jp/special/index.asp?id=40128
(文責:江口隆)