- 2022.08.12 学会参加報告
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The IASLC 2022 WCLC【学会参加報告】
The IASLC 2022 World Conference on Lung Cancerがウィーンで開催されました
今年もWCLC、いわゆる世界肺癌学会が開催されました。会場はオーストリアの首都ウィーンで、過去にはモーツァルトやベートーヴェン、シューベルトなど、超有名な多くの作曲家が活躍したことから「音楽の都」とも呼ばれることで有名です。
世界肺癌学会もそれに劣らず肺癌領域の権威とされる超有名な先生方が集まる一大イベントであり、まさにふさわしい開催地といえますね。
我々呼吸器外科学分野スタッフからは、松岡がポスターセッションに、江口がオーラルセッションにそれぞれ演者として参加しました。
松岡はSTAS(spread through air spaces:肺癌の気腔内散布)と免疫細胞浸潤について、江口はSTASの迅速診断について、それぞれ発表しています。
当科では江口が中心となり、病理診断科と連携してSTASについての研究をしています。例えば術中迅速診断が可能になれば、STAS陽性の症例では再発リスクを考慮して葉切除を検討するなど、今後区域切除の増加が見込まれる中でより適切な術式選択が可能になり、非常に臨床的意義が高い研究内容です。
こういった意義の高い発表を重ねていけば、いつか「呼吸器外科会のモーツァルト」と呼ばれる日がくるかもしれません。
目指せ、「肺癌治療の都」松本!
写真左上 ポスター発表会場にて、松岡
写真右上 オーラル発表中の江口
写真左下 質問に受け答えをする江口(やや分かりにくいかもしれませんが左です)
写真右下 会場で記念撮影 松岡&江口
WCLC2022の公式HPはこちら https://wclc2022.iaslc.org/
(文責:原大輔)