お知らせ

2023.11.24 学会参加報告

第85回日本臨床外科学会総会【学会参加報告】

11月16~18日、第85回日本臨床外科学会総会が岡山にて開催されました


  本学会では消化器外科、心臓血管外科、乳腺甲状腺内分泌外科と我々呼吸器外科のように外科学教室を構成する各分野や、救急領域や外傷領域にまで及ぶ、幅広い外科領域の臨床的な発表が数多く行われます。また教育的にも注力されており、研修医セッションや学生セッションといった若手の登竜門といえるセッションも設けられています。

  信州大学呼吸器外科からは、清水と江口がそれぞれ異なる総会特別企画の演者を務め、外科教育について発表をしました。三浦は江口とともにポスターセッションの座長を務め、瀬志本はポスターセッションで演者を務めました。

  特別企画の演者を務める江口

  座長を務める三浦

  ポスターセッションで発表する瀬志本

  そして今回、信州大学医学部6年生の萩原さんが我々の教室からの発表演題を準備して、学生セッションに挑戦してくれました!
 初めての全国学会で緊張したことと思いますが、非常に堂々と発表していました。6年生ということで受験勉強と並行しての準備は大変であったと思いますが、指導に当たる立場ながら真摯に取り組むその姿勢には非常に感銘を受けました。今回の学会発表がよい経験になれば何よりです。萩原さんに寄稿いただいた「学会参加体験記」を以下にご紹介しますので、是非ご覧ください。

(文責 原大輔)

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
臨床外科学会 学生セッション演題発表体験記

 信州大学医学部6年、萩原はるかと申します。今回、呼吸器外科の先生方にお声掛けいただき、臨床外科学会総会の学生セッションの場で「同時性両側気胸に対する1期的手術を施行した3例」という口演演題を発表してまいりました。

 参加させていただく決め手となったのは「学会でのプレゼンって響きがかっこいい!」という気持ちでした。プレゼンテーションの上達において実践は必要不可欠な要素であると元々考えていたため、この実践の場は逃さない方がいいという思いもありました。発表準備を通じて、レアリティやインパクトなど発表を作り上げる際に先生方が意識されるポイントを知ることができたり、正しく専門用語を使うことの大切さに触れることができたりしたほか、気胸についての知識を再確認し、さらに深めることができたりもしました。

 そして準備万端で、いざ岡山へ!どきどきを上回るわくわくを携えて家を出ました。

  来ました、岡山!

 岡山到着後は、学生セッションの時間が近づくにつれ徐々に緊張が高まっていき、直前には原稿を持つ手が震えていました。しかし始まってしまうと出番は一瞬…。反省点はありますが、緊張の中でも質疑応答までやりきったという成功体験を積むことができて本当に良かったと感じています。また、学会会場では他の演者の方の発表も聴講し、先生方にご尽力いただき作り上げた自分の発表スライドにおいて、デザインなど細部までレベルが高い部分に気付くことができたことも、貴重な経験でした。

  質疑応答も自分で答えられました

 さらに岡山では、現地にいらしていた呼吸器外科医の先輩方から多岐にわたるお話をお聞きし、おいしいお料理やお酒をいただき、非常に楽しい時間を過ごすことができました。上級医の先生方との距離が非常に近いことが信州大学医学部外科学教室 呼吸器外科分野の最大の魅力の一つであるということを、学生ながらに肌で実感した二泊三日でした。

   後楽園&2日目の懇親会

 最後に、原先生をはじめ準備に携わってくださった諸先生方へ、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。

(文責 萩原はるか)

 

 

(文責:原大輔・萩原はるか)

ページトップへ戻る