診療案内

小児・成育医療

特色

こどもから大人まで一貫した治療を

  • ヘルニアから肝移植まで あらゆる病気に対応します

    そけいヘルニアなどのよくある病気の診断や治療から、肝移植のような高難易度手術まで各診療グループや長野県立こども病院とも協力し、幅広く診療に当たっています。またフォローアップも積極的に受け付けています。

  • 成人外科と連携した診療

    ロボット手術のような最新技術は症例数の多い成人外科で導入され、数十年遅れて小児に応用されます。当院では経験豊富な成人外科と連携することで、小児でもいち早く最新の治療をご提供することができます。

  • 積極的な移行期支援(トランジション)

    成人期に達する(達した)小児外科疾患の患者さんを積極的に受け入れ、当院の成人診療科や地域に密着した関連病院と連携をとり、患者さんのライフイベント(進学、就職、転居、結婚など)に合わせた診療を行っていきます。

対象疾患

  • そけいヘルニア、陰嚢水腫(いんのうすいしゅ)

    そけいヘルニアとはお腹の中にある臓器(腸や卵巣など)や脂肪が足のつけねの部分(そけい部)に飛び出し、そけい部が膨らむ病気です。水が溜まる場合は陰嚢水腫と呼ばれます。
    1歳頃までに治らない場合は手術が必要になりますが、手術自体は1時間程度の短いもので、問題がなければその日のうちに退院することができます。当院では腹腔鏡を用いた傷の小さい手術も取り入れています。

  • 臍(さい)ヘルニア

    おへそが飛び出している いわゆる「出べそ」の状態を臍ヘルニアと呼びます。多くのお子さんが1 歳頃までに自然に治りますが、赤ちゃんのうちから綿球などでおへそを圧迫することで、治りやすくなると言われています。
    1歳を過ぎてもおへそが飛び出してしまっている場合は手術が必要です。

  • 停留精巣、移動性精巣

    停留精巣とは精巣が足のつけ根の部分(そけい部)などにとどまり陰嚢内に精巣がない病気です。精巣は熱に弱く、お腹の中などの温かいところに長期間とどまると、精子やホルモンを作る機能に影響が出ることが知られています。また発がんのリスクも高くなることも報告されています。自然に精巣が陰嚢内に降りてくることもあるため、生まれて6ヶ月ほどは様子を見ますが、その時期を過ぎても陰嚢内に精巣がない場合は手術によって精巣を陰嚢内に固定する手術が必要です。

  • その他

    • 肝芽腫などの小児固形腫瘍
    • 胆道閉鎖症などの先天性疾患
    • 重症心身障害児(者)の外科診療など

診療実績

2019 2020 2021 2022 2023
腸管切除術 0 0 1 0 0
肝切除術 1 2 0 2 1
脾臓摘出術 0 0 0 0 0
膵切除術 0 0 0 0 2
胃瘻造設術
・閉鎖術
0 3 2 1 0
腹膜透析
カテーテル
留置・抜去
0 2 1 0 2
鼠径ヘルニア 4 4 14 1 3
臍ヘルニア 2 1 1 1 0
腹腔鏡下手術(重複) 0 3 10 6 3
その他 10 4 9 7 7
合計 15 16 28 12 15

手術件数推移のデータはこちら

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