日本の中心「信州」から
世界に羽ばたく外科医になる
日本は超高齢社会に突入し医療ニーズの高まりはとどまることを知りません。特に消化器外科領域は、がん死亡数の第2位から第5位(順に大腸、胃、膵臓、肝臓)までを占めており、今後、最も必要とされる分野のひとつです。
また、当教室は世界初の成人生体肝移植や本邦初の脳死肝移植を成功させるなど、肝移植領域でも数々の実績を挙げてきました。
若いやる気に満ちた外科医が日本に、そして信州に必要です。
私たちは県内唯一の医学部附属病院として先進医療から地域医療まで幅広く担い、患者さんが健康で有意義な生活を送るため手助けをしながら、常に世界にも目を向けて日々の診療を行っています。
日本の中心「信州」から、世界に羽ばたく外科医を一緒に目指しましょう。
プログラムの特徴
外科6領域がひとつの病院で研修できる
信州大学医学部附属病院には消化器外科(消化管、肝胆膵)、小児外科、心臓血管外科、乳腺内分泌外科、呼吸器外科が揃っており、ひとつの病院で外科専門研修に必要な外科6領域を網羅することができます。
専門研修1年目でこれらを6領域をバランスよくローテーションし、臨床能力、手技技能、問題解決のための思考法など外科診療の基礎を培います。
サブスペシャルティにも対応したカリキュラム
将来どの専門領域に進むか決まっている方にも柔軟に対応できるカリキュラムとなっています。
専門研修2年目、3年目は関連病院での研修を基本としていますが、各専門分野の指導医の有無や施設認定などにも最大限配慮し、外科系サブスペシャルティ研修プログラムとスムーズに連携がとれるように考慮します。
手術手技の経験、習得、技術向上に力点
私たちが目指すのは技術的に抜きん出たプロフェッショナルな執刀医の育成です。
充実したサポート体制
個々の成長に合わせた担当指導医との個別指導によるバックアップを3年間一貫して行います。
信州大学での
外科専門研修計画
パターン1
3年目より外科専門研修を開始し、
技術認定医などの取得を目指す
パターン2
信大初期研修プログラムと連携し、
早期からサブスペシャルティの修練を開始
専門研修中の年度毎の
知識・技能・態度のプロセス
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専門研修
1年目外科医としての基本となる知識、技能、外科医としての態度を習得します。基本的に信州大学で消化管および腹部内臓領域、乳腺領域、小児外科領域、呼吸器領域、心臓・大血管、末梢血管領域、頭頸部・体表・内分泌外科領域及びそれぞれの領域の内視鏡外科の研修を計1年間行います。
- 各分野目標経験症例10例以上
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専門研修
2年目専門知識、専門技能、経験症例の知識を習得し、専門研修1年目の研修事項を確実に行えることを踏まえ、不足した領域の症例経験と、低難度手術から術者としての基本的スキル習得を目指します。外傷領域、消化管および腹部内臓領域の研修をさらに深めます。また、医の倫理や医療安全を習得し、プロフェッショナリズムに基づく医療を実践できるようにします。
- 目標累積経験症例200例以上
- 累積術者50例以上
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専門研修
3年目サブスペシャルティまたはそれに準じた外科関連領域の基盤となる外科領域全般の専門知識、専門技能、経験症例の知識を習得します。専門研修2年間で習得できなかった領域の修得を目指します。専門研修2年間の研修事項を確実に行えることを踏まえ、より高度な技術を要するサブスペシャルティ(一般・消化器外科、心臓・血管外科、呼吸器外科、小児外科、乳腺外科、内分泌外科)またはそれに準じた外科関連領域の研修を進め、外科専門医を取得します。また、学会発表・論文執筆の基本的知識を身に付けます。外科専門研修を通して、倫理観に根ざした患者中心の安全な医療を実践し、研修医や学生などのロールモデルとなります。
- 累積経験症例350例以上
- 累積術者120例以上
- 学術発表で外科専門医取得に必要な業績20単位以上
- ※専門研修2年目、3年目は、連携病院での研修を1年ずつ行います。1年間は大規模病院に、もう1年は中小規模病院で地域医療に基づいた研修を行います。
病院見学、手術見学
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連絡先
信州大学医学部 外科学講座
消化器・移植・小児外科学分野
統括医長:北沢将人
TEL 0263-37-2654
FAX 0263-35-1282
E-mail: