学生・初期研修の方へ
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信州大学外科
専門研修プログラム
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外科6領域がひとつの病院で研修できる
研修開始直後の1年間で外科専門医取得に必要な外科6領域をすべてローテーションすることにより、スムーズな外科医としての出発が可能なプログラムとなっています。
大学病院での1年間の研修で外科医としての基本となる知識、技能、態度を身につけた後、2年目以降の関連病院での研修にうつります。 -
サブスペシャルティにも対応したプログラム
将来どの専門領域に進むか決まっている方にも柔軟に対応できるカリキュラムとなっています。後期研修の2、3年目は関連病院で一般外科や外傷など外科医としての基本スキルの実践を学びますが、早めに心臓血管外科研修を開始したい方は3年目から大学病院でのサブスペシャルティ研修を開始することもできます。また信州大学の外科初期研修プログラムとあわせて選択することで、さらに1年早い医師4年目(後期研修2年目)からのサブスペシャルティ研修開始も可能です。
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手術手技の経験、習得、技術向上に力点
私たちが目指すのは技術的に抜きんでたプロフェッショナルな執刀医の育成です。心臓血管外科専門医の取得にはoff job trainingの受講が義務づけられていますが、信州大学心臓血管外科では一般外科研修中から参加できるoff job trainingを豊富に開催しており、特にブタ心臓を使ったAVRなどのwet ラボ、心拍動下でのバイパス手術の練習を行うトレーニング機器など手技習得に重点をおいた研修環境が整っています。自由に閲覧できる手術ビデオや豊富に取りそろった教科書など、あなたの自己研鑽をサポートします。
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充実したサポート体制
個々の成長に合わせた担当指導医との個別指導によるバックアップを3年間一貫して行います。信大病院勤務中だけでなく関連病院勤務中にも、様々な相談にのり、成長著しい重要な時期のサポートを行います。また個々人の執刀数や経験症例数、成長度合いを逐一チェックし、研修先による不均衡が生じないよう配慮します。あなたの持っている可能性を最大限発揮できる研修を一丸となってサポートします。
信州大学外科専門研修プログラム
専門研修中の年度毎の
知識・技能・態度のプロセス
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専門研修
1年目外科医としての基本となる知識、技能、外科医としての態度を習得します。基本的に信州大学で消化管および腹部内臓領域、乳腺領域、小児外科領域、呼吸器領域、心臓・大血管、末梢血管領域、頭頸部・体表・内分泌外科領域及びそれぞれの領域の外科の研修を計1年間行います。
- 各分野目標経験症例10例以上
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専門研修
2年目専門知識、専門技能、経験症例の知識を習得し、専門研修1年目の研修事項を確実に行えることを踏まえ、不足した領域の症例経験と、低難度手術から術者としての基本的スキル習得を目指します。外傷領域、消化管および腹部内臓領域の研修をさらに深めます。また、医の倫理や医療安全を習得し、プロフェッショナリズムに基づく医療を実践できるようにします。
- 目標累積経験症例200例以上
- 累積術者50例以上
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専門研修
3年目サブスペシャルティまたはそれに準じた外科関連領域の基盤となる外科領域全般の専門知識、専門技能、経験症例の知識を習得します。専門研修2年間で習得できなかった領域の修得を目指します。専門研修2年間の研修事項を確実に行えることを踏まえ、より高度な技術を要するサブスペシャルティ(一般・消化器外科、心臓・血管外科、呼吸器外科、小児外科、乳腺外科、内分泌外科)またはそれに準じた外科関連領域の研修を進め、外科専門医を取得します。また、学会発表・論文執筆の基本的知識を身に付けます。外科専門研修を通して、倫理観に根ざした患者中心の安全な医療を実践し、研修医や学生などのロールモデルとなります。
- 累積経験症例350例以上
- 累積術者120例以上
- 学術発表で外科専門医取得に必要な業績20単位以上